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ARTIST/ART

フレッド・サンドバック
Fred Sandback
1943年―2003年

フレッド・サンドバックは 糸や金属ワイヤーなど用いたミニマルな彫刻やドローイング、版画で知られるアメリカのアーティストです。彼の彫刻は、空間の中の 平面とボリュームを表現しています。サンドバックは没入感のある作品を通して 鑑賞者の空間に対する認識に疑問を投げかけ、周囲の環境との関わり方を変えようとしました。

「展覧会を訪れたすべての人が それぞれ違った反応をすることは間違いありません」

「私のマークは、観客と空間の間の隙間であり、観客が自分なりの現実の概念を作り出すことを可能にするものです」

サンドバックは1943年ニューヨーク州ブロンクスビルに生まれました。イェール大学で哲学を学んだ後、ニューヘブンのイェール美術学校で彫刻を学び、そこでミニマリストの仲間であるドナルド・ジャッドやロバート・モリスと出会いました。最初の個展はイェール美術学校に在籍中の1968年、ドイツのデュッセルドルフとミュンヘンのギャラリーで開催しました。以来、サンドバックの作品は様々な場所で国際的に展示されてきました。1981年には、ディア(Dia)美術財団がマサチューセッツ州ウィンチェンドンに、フレッド・サンドバック・ミュージアムを設立し1996年まで運営しました。

サンドバックは2003年ニューヨークで亡くなりました。サンドバックの死後スイスのヴィンタートゥール美術館は、彼のあまり知られていない建築用ドローイングを紹介する展覧会『フレッド・サンドバック:ドローイング回顧展』を開催しました。

現在サンドバックの作品は パリのポンピドゥー・センター、マドリッドの国立ソフィア美術館、ワシントンD.C.のナショナル・ギャラリー・オブ・アート、ニューヨーク近代美術館、ニューヨークのディア・ビーコン美術館、ニューヨークのソロモン・R・グッゲンハイム美術館、エルサレムのイスラエル博物館、フランクフルト近代美術館、上海の余徳耀美術館(Yuz Museum)など世界中の数多くのパブリック・コレクションに収蔵されています。

▼公式サイトはこちらから
https://www.fredsandbackarchive.org/

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