今週のアート業界 The Art World This Week
MutualArtが配信するニュースから、今話題のアートネタをピックアップ。
今週アート業界におこったアレコレを、Curioオーナー渡木のコメントと共にお届けします。
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・Frieze Hires Simon Fox as Its First
CEOフリーズ、最初のCEOとしてサイモン・フォックスを採用
アート、カルチャーの専門誌であり、アートフェアも開催しているFrieze（フリーズ）。このニュースは、先月アンドリュー・ダービンが同紙の編集長に任命されたのに続いて発表されました。
※キュリオ・渡木コメント
『センスの良いアートフェアで有名なフリーズですが、２トップの変更で、アート・バーゼルを追随するのか？』
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・Museum Director Forced out Amid Harassment Complaints
美術館館長、ハラスメントの苦情で解雇
ジョシュア・ヘルマーは、フィラデルフィア美術館在職中におこったハラスメントに関する記事が、ニューヨークタイムスに掲載され、エリー美術館の役職から解任となりました。
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・Louvre Calls in Expert to Hunt for Looted Nazi Art
ルーヴル、略奪されたナチの美術品を探すため、専門家に援助を依頼
昨年、戦時中に占領された美術品の展示をパリのホロコースト博物館で行ったエマニュエル・ポラック。ルーヴルが1933年から1945年までに購入した作品を調査することになりました。
※キュリオ・渡木コメント
『ナチスに略奪された美術品は、すでに多くの作品の現所有者が世代交代しており、今後、発見するのがより一層難しくなりそう』
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・Secret Papers on Famous Artists Including Gauguin, Renoir and Monet to Be Revealed
ゴーギャン、ルノアール、モネなどの有名作家に関する秘密文書が明らかになる
ニューヨークを拠点とするウィルデンスタイン・プラットナー研究所は、伝説的なウィルデンスタインに残る販売用カタログや手紙、専門家の文書といったアーカイブをデジタル化することになりました。
※キュリオ・渡木コメント
『各方面のデジタル化が進むことで、今まで不明確だったことが明らかになる』
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・Cecilia Alemani Named Curator of Next Venice Biennale
セシリア・アレマニ、次回のベネチアビエンナーレのキュレーターに任命
ニューヨークのハイラインのキュレーターでもあるセシリア。ビエンナーレを組織する初のイタリア人女性になります。
※キュリオ・渡木コメント
『他の業界に比べたら、アート業界で働いている女性比率は高い方だと思いますが、実はアーティスト自体の女性比率は極めて低い。様々な場面で女性が進出することで、女性アーティストへのサポート強化してほしい』
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・Judge: Rudolf Stingel Painting in Inigo Philbrick Lawsuit Must Remain with Christie’s for Now
裁判官「イニゴ・フィルブリックの訴訟に関するルドルフ・スティンゲルの絵画は、今のところクリスティーズに残されなければならない」と述べる
昨年5月、ニューヨークで行われたクリスティーズのオークションで、652万ドルで落札されたこの作品。複数の競合する所有権の主張の対象となっています。
※キュリオ・渡木コメント
『高額取引となるオークションの場合は、訴訟はつきもの。損害額も高額になるので、落とし所を見つけないと決着しないのだ』
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・France Plans to Open Center for Satirical Cartoons Five Years After Charlie Hebdo Attack
チャーリー・エブド襲撃事件から5年、フランス、風刺漫画施設を計画
事件の犠牲者を追悼し、特別版の紙面を発行。今日の検閲対体制を批判しています。
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・K-Pop Art: BTS Team up With Antony Gormley for Global Project
K-popアート。BTS、世界的プロジェクトでアントニー・ゴームリーとコラボ
韓国の人気グループBTS（防弾少年団）。世界5つの都市で22組のアーティストにより「世界にポジティブなメッセージを送る」プロジェクトを始動しました。
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・Sotheby’s Old Masters Department and Highsnobiety Team Up for Streetwear Line
サザビーズのオールド・マスター部門、ベルリン発のメンズオンラインメディア「ハイスノバイエティ」とストリートウェアでコラボ
ただしコラボ商品は少し高く、パーカーが約139ドルです。
※この記事はMutualArt Magazine の掲載記事「The Art World This Week」の抄訳です。