杉本博司は、東京御徒町生まれ、1970年渡米し1974年よりニューヨークを拠点に活躍するアーティストです。その活動は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と幅広い分野で注目されています。

歴史と存在の一過性をテーマとしたアートが杉本博司作品の特長。2017年には、神奈川県小田原の海を見渡す広大な敷地に、複合文化施設「小田原文化財団江之浦測候所」を開館しました。

ニューヨークに拠点を置きながらも、日本にしばしば滞在して、彼の“集大成”とも言える「江之浦測候所」の開発に尽力しています。代表的な作品に「ジオラマ」「海景」「劇場」「ポートレート」「蝋人形/恐怖の館」「建築」などのシリーズがあります。