マルレーネ・デュマス
Marlene Dumas
1953年−
1953年ケープタウン生まれのマルレーネ・デュマスは、南アフリカとオランダで美術を学び、現在はアムステルダムを拠点に活動する女性作家。メディアに流通する写真や画像を題材に、人種、セクシュアリティ、死、暴力など現代社会が避けて通ることのできないテーマへの言及、そして生命のきらめきを感じさせるような独特な肖像画を描く、第二次世界大戦後生まれの世代としては世界的に最も注目されているアーティストのひとりです。
デュマスの作品で最も深い印象を与えるのが、その過激なまでの「顔」のクローズアップ、そしてその「顔」に与えられた極めて独特な色彩です。「魂を捉えて描く」のではなく、自らが描く対象を受け入れ、そこから絵画にのみ示しうる「顔」を描き出そうと試みること。これがデュマスの手法なのです。
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https://www.marlenedumas.nl/