ガブリエル・オロスコ
Gabriel Orozco
1962年−
ガブリエル・オロスコは、1962年メキシコ生まれのアーティストです。「宇宙の秩序にささやかでも波風を立てたい」と語るオロスコは、ありふれた物や何気ない風景の中にから魅力的な形を発見する「ファウンド・オブジェ」手法や、それらにほんの少し手を加えて作品に転換する「修正レディ・メイド」などの表現を得意とし、写真、立体、インスタレーション、絵画などで鑑賞者に新たな思考を促す作品を制作しています。
1990年代に時代を代表するアーティストとして注目されて以来ヴェネツィア・ビエンナーレやドクメンタXなど名だたる国際美術展へ参加したほか、MoMA、グッゲンハイム美術館、テートモダンでも大規模な個展を開催。2015年には日本初の個展が開催され、その際に自ら食べた「どん兵衛」のカップのデザインに抽象美術を発見し、それをそのまま壁にかけて展示をしたことで話題となりました。