バート・スターン
Bert Stern
1929年−2013年
1929年、ニューヨークに生まれたバート・スターンは、1950年〜60年代を代表する写真家で、リチャード・アヴェドンやアーヴィング・ペンとともに、ファッションや広告キャンペーンのイメージを再定義したひとりと言われ、新たな写真の美学を開拓した人物でもあります。整然かつ率直なアプローチで、被写体としての人間の姿だけでなくその心まで捉えようと努め撮影に臨みました。
レブロンなどの広告写真で急速に評判が高まり、ヴォーグなどファッション雑誌の主力カメラマンとなると、スターンのポートフォリオにはツイッギー、オードリー・ヘプバーン、ブリジット・バルドーら多くのセレブリティ達が名を連ねるようになります。なかでも1962年、ヴォーグ誌のためにマリリン・モンローを撮りおろしたことで世界的に有名になりました。透き通ったスカーフ越しにヌードを披露したマリリンはその6ヶ月後に亡くなり、そのセッションで撮影された2571枚もの写真は、後に写真集「The Last Sitting」として出版されました。
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http://www.bertstern.com/