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ARTIST/ART

白南準 (ナム・ジュン・パイク)
Nam June Paik
1932年−2006年

ナム・ジュン・パイクは1932年に韓国・ソウルで生まれた現代美術家です。「ビデオ・アート」という新しい表現形式を現代美術に導入し、それをコンピュータなどの電子メディアを使ったメディア・アートに育てることによって新しく豊かな創造の世界を開いたことから、「ビデオ・アートの父」と呼ばれています。韓国から香港を経て日本に移住し、1956年に東京大学を卒業。その後ドイツにわたり、1960年代にテレビモニターを使用したパフォーマンスを開始すると、前衛芸術家、作曲家、デザイナー、詩人による国際的なネットワーク「フルクサス」の中心メンバーとして、ヨーゼフ・ボイスらとともに国境と分野を超えたコラボレーション活動を展開します。「テクノロジーはアートによって人間化される必要がある」として、一方的に私たちに与えられるメディアであったテレビを、人間の表現の手段へと逆転させ、衛星放送を使ったリアルタイムの双方向通信プロジェクトもここから生まれました。

日本、ドイツ、アメリカで活躍したパイクは、1993年にドイツ館代表として参加したヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞します。坂本龍一、三宅一生、オノ・ヨーコら、ジャンルを超えた日本人アーティストとの交流も多く、回顧展も各国で行われています。

 

▼公式サイトはこちらから
https://web.archive.org/web/20160731084100/http://www.paikstudios.com/#top

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