スウーン
Swoon
1977年−
1977年にコネチカット州に生まれ、フロリダのデイトナビーチで育ったスウーンは、女性ストリート・アーティストの第一人者として知られています。1998年、ブルックリンのプラット・インスティテュート大学に進学し、在学中から自身の周囲の人々をモチーフにしたプリントや切り絵による作品を街中に展開すると、ストリートアートの世界での知名度が上がって行きました。スゥーンの活動は他のストリート・アーティストと異なり、自分の存在を不特定多数に見せつけるのでなく、社会の表舞台に登場することの少ない不特定多数の姿を、繊細かつ力強い切り絵でストリートに表現しているのが特徴です。
近年はストリートから活動の場を広げ、ニューヨークのゴミを集めてつくったボートで仲間たちとヴェネツィア・ビエンナーレに乗り込んだり、自然災害を被ったニューオリンズやハイチに赴いて復興のための制作活動を行ったりするなど、社会や環境に対する強い関心とともにプロジェクトを展開しています。その一環として、東日本大震災の被災地でのプロジェクト「KESEN TRANSPLANT」において、津波が生み出した瓦礫で作られた「気仙芸術発電所」という電力小屋の壁面にも作品を提供しています。
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https://swoonstudio.org/