オス・ジェメオスはブラジル人の双子の兄弟、オタヴィオ・パンドルフォとグスタヴォ・パンドルフォによるグラフィティアーティストデュオです。
鮮やかな色彩と精巧なパターン、大きめの顔に細い手足で黄色い肌のキャラクターを描いた絵で最もよく知られています。彼らの描く黄色い肌の色は特定の人種や文化に関した引用ではなく、普遍的な人物を示しており、世界の非常に多様な人々を映し出しています。彼らは 伝統的で民族的なブラジル文化とグラフィックやヒップホップなど現代的な文化を組み合わせ、壁画や彫刻、ビデオやインスタレーションなど幅広い作品を生み出しています。また、双子である彼らは しばしば共有するという『夢』からインスピレーションを受けた象徴的な視覚言語も使用します。そんな彼らの作品には異世界への入り口が示唆されており、私たちはシュールで奇想天外な世界へ誘われます。
オタヴィオとグスタヴォは1974年ブラジルのサンパウロで生まれました。デュオの名前である「オス・ジェメオス:Os Gêmeos」はポルトガル語で「双子」を意味します。
兄弟はブレイクダンサーとして芸術的キャリアをスタートさせ、1933年アーティストのバリー・マッギーとの出会いからグラフィティカルチャーに興味を持つようになりました。一躍有名になった彼らの壁画はニューヨークのコニーアイランドやブラジルの地下鉄をはじめ、世界中の建造物に張り巡らされています。また、彼らは世界中のギャラリーでの個展のほか バンクーバー・ビエンナーレ(2014-2016)への参加(作品「ジャイアンツ(Giants)」:グランビル・アイランドにあるセメント工場の高さ約23メートルの巨大な6つのサイロにカラフルにペイント)、コニャックのトップブランド“ヘネシー”とのコラボレーション、友人でもあるフランス人アーティストJRとのコラボレーション(ブラジルのいくつかの州に影響を与えている深刻な水不足の危機を反映した作品(2015))、ベラルーシのブラジル大使館で開催されたアーバン・アートフェスティバル”Vulica Brazil”の際、障害を持つ151人の子供たちとコラボレーションし経験をシェアするなど 様々な活動を展開しコミュニケーションを広げ続けています。
▼公式サイトはこちらから
http://www.osgemeos.com.br/en