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ARTIST/ART

宮島達男
Tatsuo Miyajima
1957年−

宮島達男は1957年、東京都江戸川区出身の現代美術家です。東京藝術大学で油絵を学んでいましたが、油絵では自分の言いたいことを表現できないもどかしさがあると感じ、代替手段を模索していた時に偶然LEDと出会います。現在に至っても制作のテーマとなっている「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、時の流れや人間の営みについて考察したインスタレーションなどを発表しています。

初めてLEDの作品を発表してのは1987年。翌年にはヴェネツィア・ビエンナーレの若手作家部門「アペルト88」に ”Sea of Time“ を出品し、高い評価を得て国際的に知られるようになりました。宮島の作品の典型は、暗い部屋に置かれたLEDのデジタルカウンターが1から9までの数字を刻むものです。カウンターは数千個単位で用いられることが多く、その明滅する速度は一定ではなく個々のLEDによって異なります。そして決して0(ゼロ)を表示しないのも特徴です。1から9の変化を永遠に繰り返すことで、人間にとって普遍的な問題である生と死の循環を観るものに想像させ、また再生する輪廻の東洋的な思想を現代のテクノロジーを用いて表現しています。LEDを用いた作品は世界中で高く評価され、これまでに30ヵ国250ヶ所以上で作品を発表しています。

 

▼公式サイトはこちらから
http://tatsuomiyajimastudio.com/(スタジオスタッフによるサイト)
tatsuomiyajima.com

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