クリス・マーティン
Chris Martin
1954年-
クリス・マーティンはアメリカのアーティストです。仏教の曼荼羅からエイミー・ワインハウスまで様々なインスピレーションを受け「絵に絵自身を描かせる」ことで、アートの知られざる心理的傾向を探求する大胆な抽象作品を制作しています。
飽和色を用いた平面的でありながら質感のある特徴的な彼のキャンバスには、拾ってきた素材や、非常に個人的なハガキやチラシなど紙のエフェメラが取り入れられることもあります。マーティンは絵画を本質的に触覚的なものであり、それは素材との親密な手探りの対話によって解決してゆくものであると考えています。
マーティンは1954年ワシントンD.C.に生まれ、イエール大学で美術の学士号を取得し、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツでアートセラピーの資格を取得しました。2002年にはグッゲンハイム美術館フェローシップ、1999年にはポロック・クラスナー財団賞、NEA(National Endowment for the Arts:全米芸術基金)など数多くの賞を受賞しました。
現在彼の作品は、ニューヨーク州バッファローのオールブライト=ノックス美術館、ロッテルダムのボイマンス・ヴァン・ベーニンゲン美術館、ジョージア州アトランタのハイ美術館、シカゴ現代美術館、サンフランシスコ近代美術館などに収蔵されています。
マーティンはニューヨーク州ブルックリンを拠点に活動しています。