ノーマン・ブルーム
Norman Bluhm
1921年-1999年
ノーマン・ブルームはアメリカの抽象表現主義の画家です。ジョアン・ミッチェルやサム・フランシスのような名声を得ることはできませんでしたが、アメリカの美術界に影響を与えた人物であり「画家の中の画家」として広く尊敬されています。彼の作品は 純粋な抽象画の中に有機的な形や反具象的な瞬間の繰り返しを用いて、絵の具によるリズミカルな言語を生み出しています。
「絵画でもなく、彼らのスタイルや 彼らの時代の様式でもなく、コローやクールベが それぞれやり方で
精神性や光、ある種の結晶のような要素を持っているのです」
「私は このような光に関する感覚で、大きな風景画を描こうとしました」
ジャン=バティスト・カミーユ・コローやギュスターヴ・クールベなど 印象派の巨匠たちに大きな影響を受けたブルームは かつてこのように語りました。
ブルームは1921年イリノイ州シカゴに生まれ、アーマー工科大学(現イリノイ工科大学)でミース・ファン・デル・ローエの下で建築を学びました。第二次世界大戦でアメリカ空軍に従軍した後、1948年まで建築の勉強を続けました。そしてその後イタリアのフィレンツェ美術アカデミーとパリのエコール・デ・ボザールで学び、1956年にニューヨークに戻りました。
ブルームは1999年バーモント州イースト・ウォーリングフォードで亡くなりました。現在彼の作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館、クリーブランド美術館、ワシントンD.C.のスミソニアン・アメリカン・アート・ミュージアムなどに収蔵されています。
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http://www.normanbluhm.com/