ブルース・ウェーバー
Bruce Weber
1946年−
ブルース・ウェーバーは1946年、アメリカ・ペンシルベニア州に生まれたファッション写真家・映像作家です。子どもの頃からカメラに親しみ、父と姉妹と裏庭で8ミリビデオを撮影していたといい、オハイオ州のデニソン大学で演劇と芸術を、その後ニューヨーク大学に移り映画制作を学びました。ニューヨークでは狭い自宅に暗室を作り、俳優たちのポートレートの撮影を始めると、これが後のファッション写真家になるための最良の練習となりました。自身もモデルとして働いていましたが、1974年にGQマガジンで写真家としてデビューし、頻繁にその表紙を飾ることとなりました。
そして1982年、カルバン・クラインの下着の広告写真に、当時としては珍しい男性のヌード写真を使用し大成功を収めます。これにより80年代を代表する商業写真家となったのです。モノクロ、あるいはトーンダウンした色合いで男性の身体をより挑発的に、またハンサムでスポーティーなアメリカの若者をカジュアルに撮影し、現代の「男らしさ」の概念を塗り替えました。その後もアバクロンビー&フィッチの店舗の壁面の写真、ラルフ・ローレン、ヴェルサーチェなどのキャンペーン、そしてヴォーグ、ヴァニティ・フェアなどの編集作業に関わるなど、多方面で活躍しています。
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http://www.bruceweber.com/