宮崎駿は1941年、東京都出身のアニメーターであり漫画家、そして日本を代表するアニメ映画監督のひとりです。子供の頃からずば抜けて絵が上手く、高校時代に観たアニメ映画「白蛇伝」に感動し、アニメーションに興味を持つようになりました。大学在学中には独学でデッサンを学びつつ、漫画家を志し漫画を描き続けており、そのころにアニメーションの世界に進むことを決断します。

卒業後、いくつかのプロダクションを点々としながらアニメ制作に関わり、1974年、メインのスタッフとして参加したテレビアニメ「アルプスの少女ハイジ」が大ヒットを記録しました。1979年には「ルパン三世 カリオストロの城」で映画監督デビューを果たし、その後独立。1985年には「スタジオジブリ」の設立に参加し、「天空の城ラピュタ」や「魔女の宅急便」など、国内はもとより海外からの評価も非常に高い作品の数々を制作しています。中でも「千と千尋の神隠し」は2002年にベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞を、2003年にはアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞しました。

2005年には日本人として初めてベネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受賞するなど、個人としてもその功績は高く評価されています。2013年には長編アニメからの引退を表明するものの後に撤回。80歳を超えてなお活躍を続けています。

 

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