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ARTIST/ART

サンドロ・キア
Sandro Chia
1946年―

サンドロ・キアはイタリアの画家であり彫刻家です。
フランチェスコ・クレメンテやエンツォ・クッキ、ニコラ・デ・マリア、ミンモ・パラディーノらと共にイタリアの新表現主義運動「トランス・アヴァングァルディア」の主要メンバーとして知られています。キアは現代の社会的、政治的な生活を洞察し、象徴主義と集約的なマークメーキング(さまざまな線、点、マーク、パターン、およびテクスチャーなど)を特徴とする、鮮やかな色彩の神秘的な構成の絵画や彫刻を多く制作しています。イタリアのルネッサンスや未来派など 美術史の宝庫から文化やイメージを吸収し、表現力豊かな絵画の中でキアは 人間の官能性や生命力、そして自然との関係を称えています。近年の作品では より瞑想的な作品が描かれており、晩年の画家の落ち着きが感じられます。

1946年にイタリアのフィレンツェに生まれたキアは、故郷のアッカデミア・ディ・ベッレ・アルティで学び、その後ローマに移り作品を発表するようになりました。自らmythical Conceptual Art(神話的コンセプチュアル・アート)と表現した彼の絵画は、クレメンテやクッキらと共に国際的に注目を集めました。1980年に開催されたドクメンタ7に参加し、1982年にはベルリンのマルティン・グロピウス・バウ(旧美術工芸美術館)で行われたツァイトガイスト(時代精神)展で紹介されるなど、キアの作品はヨーロッパやアメリカを中心に世界各地の重要な美術館やギャラリーで展示されています。パリ・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレ、3回のヴェネツィア・ビエンナーレなどの展覧会にも参加しています。

キアはイタリア、モンタルチーノのワイン生産地であるカステッロ・ロミトリオで、受賞歴のある一流ワインの生産も行っており、現在アメリカとイタリアを行き来しながら活動しています。彼の作品はニューヨーク近代美術館、ステデリック美術館(アムステルダム市立美術館)、イタリアのカステッロディリヴォリ現代美術館、ベルリンの新ナショナルギャラリー(Neue Nationalgalerie)、ロンドンのテートギャラリーなど世界中の著名なパブリックおよびプライベート・コレクションに収められています。

▼公式サイトはこちらから
https://web.archive.org/web/20070202045131/http://www.sandrochia.com/

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