買いたい・探したい

ARTIST/ART

サンフォード・ビガーズ
Sanford Biggers
1970年―

サンフォード・ビガーズは アメリカの学際的なビジュアルアーティスト兼ミュージシャンです。

ビガーズの作品は 物語、視点、歴史の相互作用によって、現在の社会的、政治的、経済的な出来事に語りかけると同時に それらを生み出した背景を検証しています。彼の多様な活動は アメリカの歴史の中で見過ごされがちな文化的、政治的な物語を探求することで、過去とのコラボレーターとして位置づけられています。彼は 奴隷の物語やヒップホップ文化、アフロ・フューチャリズム、仏教や美術史などから引用した 重層的で融合的な視覚言語を用いて、歴史やアイデンティティ、スピリチュアリティなどの直線的な概念に揺さぶりをかけます。ビガーズはマルチメディア・コンセプト・バンド「MOON MEDICIN」のクリエイティブディレクターでもあり、このバンドには様々なミュージシャンやデザイナー、パフォーマンス・アーティストらが交代で参加し活動しています。

1970年にロサンゼルスで生まれたビガーズはアトランタのモアハウス・カレッジで学び、1999年にシカゴ美術館付属美術学校で修士号を取得しました。彼は2017年にローマ賞(視覚芸術)、2018年にはアメリカ芸術文学アカデミー賞を受賞し、2019年にはニューヨーク芸術財団の殿堂入りを果たし、2020年にはグッゲンハイムフェローシップを授与され、スカルプチャー・センターの委員長に就任し、2021年にはサバンナ芸術デザイン大学のdeFINE Art Awardを受賞しました。そして最近では2021年から2022年のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア博士マサチューセッツ工科大学建築学科の客員教授兼学者に任命されました。またビガーズはコロンビア大学ビジュアル・アーツ・プログラムの助教授でもあり、CUEアート財団の役員も務めています。

彼の作品はアメリカの他、中国、ドイツ、ハンガリー、日本、ポーランド、ロシアなど世界各地の美術館で展示されており、ワシントンD.C.の国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館やロサンゼルス・カウンティ美術館、ニューヨーク近代美術館、ミネアポリスのウォーカーセンター、メトロポリタン美術館、ホイットニー美術館、ダラス美術館、レガシー美術館、ブロンクス美術館など多くの美術館のパーマネントコレクションに収蔵されています。

ビガーズは現在ニューヨークを拠点に活動しています。

▼公式サイトはこちらから
http://sanfordbiggers.com/

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求