シニク・スミス
Shinique Smith
1971年−
シニク・スミスは1971年、アメリカ・メリーランド州に生まれたアーティストです。ファッションエディターである母親の影響で、4歳の頃からバレエを習ったり絵画教室に通ったりし、そのセンスは幼少期から磨かれていきました。高校時代にはボルチモアのグラフィティー・アーティストから影響を受け、その美意識は後の作中にも垣間見ることができます。
メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートへと進学し、在学中は書道や抽象画を学んだことも、スミスの芸術的成長に影響を与えました。カリグラフィやグラフィティ、鮮やかなストロークで描かれたキャンバス作品、ぬいぐるみや衣類、テキスタイルなどのファウンド・オブジェを密集させて吊るした立体作品など、スミスの作品には個人の歴史、影響、エネルギーとが交差して反映されています。
『丁寧に集められた彼女の鮮やかな人生とキャリアの残骸』と『様々な素材とアイデアとの優雅かつ力強い組み合わせ』で表現されるスミスのアートは、しばしば『万華鏡のよう』と表現されます。人間の表現力と回復力を捉えた奔放な作品は、世界的に高い評価を受けており、全米の多くの美術館に所蔵されています。
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https://www.shiniquesmith.com/