アドリアナ・オリバー
Adriana Oliver
1990年―
アドリアナ・オリバーは 1990年スペイン・バルセロナ出身のアーティストです。写真家としてキャリアをスタートさせたオリバーは、 その「動きを捉える」という経験を生かしつつ 「視覚的に大胆でありながら写真よりもニュアンスのある物語」 を紡ぐべく、カラフルかつ大胆な作品を発表しています。
彼女は1950〜60年代のポップアートや映画、多文化主義やジェンダー研究から影響を受けており、シンボルを観察して反映できる最小限のニュートラルな形に分解し、ジェンダーの役割やステレオタイプを表現しています。意図的に多くを語らずミニマルなレイヤーと形状を用いることで、観るものがニュートラルな空間で作品を鑑賞し、考えを巡らせ、それを反映できる場を作り出しているのです。カジュアルかつフラットに描かれたポートレートからは、無表情でありながら男性からはダンディズムを、女性からは豊麗な印象を感じずにはいられません。
近年ではヨーロッパのみならずアメリカ、カナダ、ブラジルなどでも 展覧会を開催して人気を博し、 2019年には日本でも個展を開催しました。その際に販売された作品は、個展初日の開場数時間後に完売となりました。
▼公式サイトはこちらから
https://www.adrianaoliver.com/