アメデオ・モディリアーニ
Amedeo Modigliani
1884年−1920年
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アメデオ・モディリアーニは1884年、イタリアのリヴォルノに生まれた画家です。35歳の若さで亡くなった彼の生涯は、酒や薬物に溺れ、病魔にも侵されるなど悲劇の連続でした。さらには生前絵画は評価されず、貧しい暮らしを余儀なくされていました。その独特な画風が認められたのは彼の死後。現在のアート・ワールドにおいて、パブロ・ピカソと並んで最も高額なモダニズム作家の1人となっています。
モチーフのほとんどは顔と首が異様に長いプロポーションの肖像と裸婦で、目には瞳を描き込まないことが多く、特異な表現をとっています。1917年の作品「赤いヌード」は、2018年サザビーズのオークションで史上最高額をつけ話題となりました。