アルバート・ワトソン
Albert Watson
(1942年−)
アルバート・ワトソンは1942年、スコットランド・エディンバラに生まれた写真家です。ロンドンでデザインや写真、映像を学んだ後アメリカへ渡り、1970年代からファッションや商業写真の分野での活動を始めました。アルフレッド・ヒッチコック、スティーブ・ジョブズ、ミック・ジャガーなど名だたるセレブリティのポートレートを手掛け、世界各国のヴォーグやハーバーズ・バザーなど人気のファッション雑誌の表紙を多数撮影するなど華々しい経歴を持ち、50年以上にわたり第一線で活躍しています。「ポートレートの巨匠」とされ、ライティングなどの繊細な技術に支えられたそのデザインのセンスに溢れた作品は、シャネルやリーバイス、GAPなどの広告や、アルバムジャケットの傑作を多数く生み出しました。
人物はもちろん静物から風景まで、被写体の持つ力強さや生命力を最大限に引き出し、それらをビジュアルとしての美しさに昇華させた作品の数々は、世界中の美術館やギャラリーで展示されています。またフォト・ディストリクト・ニュースが選ぶ「最も影響を与えた写真家20人」のひとりに選ばれ、グラミー賞やルーシー賞、ハッセルブラッド マスターズ アワードなど数々の賞を受賞しています。生まれつき片目が不自由というハンデをものともせず、写真を愛し勉強を重ね、現在も観る者の知覚を大いに豊かにさせる作品を発表し続けています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.albertwatson.net/