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ARTIST/ART

アレクサンダー・ジラード
Alexander Girard
1907年―1993年

アレクサンダー・ジラードは20世紀半ばのアメリカを代表するデザイナーの一人です。エーロ・サーリネンやチャールズ&レイ・イームズ、ケビン・ロッシュ、ジョージ・ネルソンらと共に、中産階級に手頃な価格のモダニズムをもたらすことを提唱しました。これらのコラボレーションから生まれたデザインは 現在アメリカの1950年代、60年代のモダニズムを象徴するものとなっています。

「人間の美と愛の表現は無限であり、それらに目と耳と心を開くことで 
 
 世界の人々を一つにすることができるだろう」

ジラードはニューヨークで フランス系イタリア人の父とアメリカ人の母との間に生まれ、イタリアのフィレンツェで育ちました。英国王立建築家協会とローマの王立建築学校で学んだ後1932年に渡米し、ニューヨークに建築・インテリアデザイン事務所を設立しました。彼は1952年から1973年まで家具メーカー、ハーマンミラーのテキスタイル部門の責任者を務め、個人や商業施設のインテリアや展示会、企業のアイデンティティープログラムのために 椅子張り生地やカーテン生地など300以上のテキスタイル・デザインを手掛けました。フォーク・アートやオプ・アートの影響を受けた色彩や質感、パターンをふんだんに使用し、ジラードは1960年代のアメリカの「the look」となる独自のスタイルを確立しました。
ジラードは1960年代初頭にニューメキシコ州に移住し、住宅や商業施設のインテリア、展示会、家具、テキスタイルなどを手掛け、デザイナーとして活躍を続けました。1965年にはブラニフ航空のビジュアル・ペルソナの再設計を担当し、飛行機の内装、ロゴ、文房具、調味料のパッケージ、食器、トランプなど17,000点以上もの変更が行われたといいます。またジラードは妻のスーザンと共に10万点を超える民芸品を収集しており、現在ジラード夫妻のコレクションはサンタフェの国際民芸博物館に収蔵されています。

▼公式サイトはこちらから
https://girardstudio.com/

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