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ARTIST/ART

アロイス・カリジェ
Alois Carigiet
1902年―1985年

アロイス・カリジェは スイスを代表するグラフィックデザイナーであり画家、イラストレーターです。

代表作には 素朴な山の暮らしを子供の目線で描いた『ウルスリのすず』や『大雪』、『フルリーナと山の鳥』などがあり 心温まる彼の作品は日本でも大変親しまれ、世界中で愛され続けています。カリジェは1902年スイスのトゥルンで生まれました。幼い頃から天才児と呼ばれ、画家のマルティン・ラースに師事しました。グラフィックデザインを学んだ後 パリとチューリッヒでデザイナーとしての修行を積み、自身のデザイン会社を設立するほど注目を集めるようになりました。彼は第二次世界大戦までデザイナーとして活動を続け、雑誌の表紙やスイス万国博覧会の公式ポスターなど その時代の古典的ポスターを数多く手掛けました。チューリッヒでは、カリジェはキャバレー「Cornichon」の共同創設者としても活躍しました。

その後 彼は商業活動から離れプラテンガの村に移り住み、結婚して静かな生活を送っていましたが ある時、児童書作家のゼリーナ・ヘンツ(Selina Chonz)から挿絵を依頼されました。豊かな色彩と遊び心に溢れた絵は美術評論家からも絶賛され、この本は国際的ベストセラーとなり、カリジェの絵は1966年ハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を受賞しました。

1985年カリジェは故郷スイス、トゥルンにて亡くなりました。彼は亡くなるまで、絵を描き続けました。

▼公式サイトはこちらから
http://alois.carigiet.net/

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