アンドレアス・グルスキー
Andreas Gursky
1955年−
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アンドレアス・グルスキーは、1995年に旧東ドイツのライプツィヒに生まれたアーティストです。1980年代にデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に師事し、90年代以降は先端技術産業やグローバル市場など資本主義社会を象徴する場所を、スティッチング技法とデジタル技術を駆使し、独特な画面構成で表現した迫力のある巨大な写真作品を発表していきます。
劇的ながらも徹底した客観性を維持するという相反する要素を持つ作風はグルスキー作品に共通して見られるもので、2011年クリスティーズのオークションで、存命の写真家の作品として史上最高値がついたライン川の写真にも見て取れます。2枚の写真をつなぎ合わせて1枚の大きな作品にしたり、時にはイメージしたものを写真にプラスしたりすることもある抽象絵画のような作品は、「写真を使った画家」とも言える、グルスキーが開拓した新たな境地でもあります。
▼公式サイトはこちらから
https://www.andreasgursky.com/en