買いたい・探したい

ARTIST/ART

アンドレ・ロート
André Lhote
1885年―1962年

アンドレ・ロートはフランスのキュビスムの画家であり、美術評論家で教師でもありました。キュビズムの角張った美しさと、ポスト印象派の鮮やかな色彩をうまく組み合わせた風景や裸婦、静物などを描きました。

「色を上手く使うことは、魚が水から空気や土に移るのと同じくらい難しい」と、かつて彼は語りました。

ロートは1885年にフランスのボルドーに生まれ、小学校を卒業後に木工工房に弟子入りし装飾用の木彫を学びました。その後1899年からボルドーのエコール・デ・ボザールで装飾芸術を学び、絵を描き始めました。1905年頃には木彫をやめ、絵画に専念し始めました。当初彼はポール・ゴーギャンやポール・セザンヌの作品に影響を受けていました。後にロートは、マルセル・デュシャンやジャン・メッツァンジェ、詩人のギヨーム・アポリネールらが所属するパリの有力なグループ「セクション・ドール」に参加しました。
彼の代表的な作品には『Cordes(1912年)』や『Le Port de Bordeaux(1914年)』などがあります。ロートは第一次世界大戦でフランス軍に従軍した後、フランスの文芸雑誌である新フランス評論 (La Nouvelle Revue française) への寄稿を始め、自らの絵画学校を設立しました。そこで彼はアンリ・カルティエ=ブレッソンやマーガレット・ラフランなどの芸術家たちを指導しました。1955年にはフランス国立絵画大賞を受賞し、1957年にはパリ近代美術館で個展が開催されました。

アンドレ・ロートは1962年にパリで亡くなりました。

彼の作品は現在、ロンドンのテート・ギャラリー、シカゴ美術館、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館、ウィーンのアルベルティーナ美術館 などに収蔵されています。

▼公式サイトはこちらから
https://andre-lhote.org/

 

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求