インカ・ショニバレ
Yinka Shonibare
1962年―
インカ・ショニバレ(1962年ロンドン生まれ)は、ナイジェリア系イギリス人アーティストで、彫刻、インスタレーション、写真、映像など多様なメディアを用いて制作を行っています。
彼の作品は、植民地主義の歴史、文化的アイデンティティ、権力構造、階級や人種といったテーマを、ウィットと批評性をもって探求することで知られています。
ショニバレの代表的な表現のひとつが、鮮やかな色彩のアフリカン・ワックス・プリント布地を用いた人形彫刻です。これらの布は「アフリカ的」と認識されがちですが、実際にはヨーロッパとインドネシアを起源とする歴史を持ち、文化の混交やアイデンティティの複雑さを象徴しています。しばしば頭部を持たない人物像を用いることで、匿名性や普遍性、権力の不確かさを示唆しています。
彼は1990年代以降、国際的に高い評価を受け、テート・モダン、テート・ブリテン、ポンピドゥー・センター、ニューヨーク近代美術館(MoMA)など、世界各地の主要美術館で作品が収蔵・展示されています。
2010年にはイギリス王室よりCBE(大英帝国勲章)を授与されました。
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https://yinkashonibare.com/