イヴ・クライン
Yves Klein
1928年−1962年
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イヴ・クラインは1928年、画家である両親のもとニースに生まれたフランスの芸術家です。34歳という若さで夭折し、実際に美術家として活躍したのは1950年代後半から死までの数年間にすぎませんが、その間にモノクローム(単色)絵画を始め「人体測定」や「火」のシリーズなど、独創的な表現を開拓しました。
数ある色彩の中の「青」に取り憑かれ、自ら「インターナショナル・クライン・ブルー」(IKB) と命名した深い青色の顔料を開発し特許も取得しています。彼にとってこの「青」は生まれ故郷のニースの空と海の色であるとともに、宇宙の神秘的なエネルギーに通じる最も非物質的で抽象的な色だとして重用しました。クラインの作品はオークションで度々高値で取引されています。2013年にはブルースポンジの作品が2,200万ドルをつけ、彫刻家として当時の最高値を更新しました。
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http://www.yvesklein.com/en