イーヴォル
Evol
1972年−
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イーヴォルは1972年、ドイツのハイルブロンに生まれ、現在はベルリンを拠点に活動するアーティストです。絵具を使って日常の街並みをミニチュアの高層建築物に変身させることで知られています。社会を映しだす建築にインスピレーションを受け、屋外ではコンクリートのプランターや配電盤などの表面に直接絵を描き、スタジオでは段ボールなどの素材を使ってミニチュアの建築物をあしらった作品を生み出しています。
グラフィティを描いていた経験をもとに、そのスキルを駆使して都市の内部を探り、いつもの見慣れた風景にひと味違った光を当てて見せてくれるのが、イーヴォルの作品の特徴です。光と影を丁寧に何層にも重ねて構築された作品は、スケールの小ささに驚くばかりでなく、その複雑さにも引き込まれてしまいます。中でも細部にまで目を配り、灰色のコンクリートの建物のニュアンスを拾い上げて集合住宅に落とし込んだ作品は、バルコニーのほか窓枠にテレビのアンテナや植木鉢などがあしらわれ、それぞれの部屋に小さな人々が生活しているのではと思わせるほどリアルに仕上がっています。
▼公式サイトはこちらから
http://www.evoltaste.com/