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ARTIST/ART

ウィリアム・クライン
William Klein
1928年−

ウィリアム・クラインは1928年、ニューヨークに生まれたフランス人の写真家・映画監督です。アメリカ陸軍除隊後パリへ移住し、ソルボンヌ大学に入学。フェルナン・ジェレのもとで絵画を学びますが、後に写真と映画に転向します。写真に関しては自己流だったものの、写真を自らの作品に実験的に取り入れたアートが「ヴォーグ」誌のアートディレクターに見出され、ファッション写真の分野でのキャリアをスタートさせます。

1956年に刊行した写真集「ニューヨーク」は、ブレ、ボケなど従来の写真のタブーを破り、不安定な画面構成で荒々しくニューヨークという都市の雑然とした相貌を大胆に表現し、ナダール賞を受賞します。これは写真集史における名作として知られており、また広角レンズや型破りなフレーミングなど絵画や建築などの素養で裏打ちされたファッション写真は、後の写真家たちに大変大きな影響を与えています。1995年にサンフランシスコ現代美術館での個展開催をきっかけに、ヨーロッパ中心だった評価がアメリカでも高まります。日本人写真家の森山大道はクラインを敬愛しており、2012年〜2013年にはロンドンのテート・モダンで二人展が開催され、大きな話題を呼びました。

 

▼公式サイトはこちらから
https://www.facebook.com/WilliamKleinOfficial/

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