買いたい・探したい

ARTIST/ART

ウィリアム・コプリー
William Copley
1919年−1996年

ウィリアム・コプリーは、1919年にニューヨークで生まれた画家です。“CPLY”の愛称で知られ、独学で学んだ画家としてだけでなく、作家、ギャラリスト、コレクター、美術企業家など様々な顔を持っています。初の個展は1951年にロサンゼルスで開催され、その後は世界中で多くのグループ展にも参加しています。自身が暮らしていたパリで1950年代から60年代にかけて制作した作品は、アメリカ西部のバーやカウボーイ、国旗とピンナップガールなどステレオタイプなアメリカのシンボルを、より親しみやすく普遍的なアイコンへと変容させ、男女の偏見なく皮肉たっぷりに、かつユーモラスに描いたものでした。それらはアメリカとメキシコの民芸品を組み合わせたものと考えられており、コプリーが1960年代にニューヨークに戻った時にアメリカで起こっていたポップムーヴメントとうまく融合していました。

1970年代になると、恋愛関係や性的関係における男女の違いや課題を自分なりに解釈し表現する作品に重点を置くようになり、ロマンティックで気まぐれな従来の作品とは一変したものになりました。エロティシズムとポルノとの関係を表現しようとしたことで、他のシュルレアリストたちとは一線を画すものでした。コプリーは、ヨーロッパのシュルレアリスムとアメリカのポップアートのを結びつけた唯一の人物とされています。

 

▼公式サイトはこちらから
http://williamncopley.com/

一覧ページに戻る
お問い合わせ 資料請求