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ARTIST/ART

エットレ・ソットサス
Ettore Sottsass
1917年−2007年

エットレ・ソットサスは1917年、オーストリアに生まれたイタリアの建築家・工業デザイナーです。第2次大戦後、イタリアン・デザインに対する世界的な評価を高めた人物のひとりで、バウハウス以降に確立されたポストモダニズムの思想に基づきながら、人間性を重視した新しいデザイン言語を作り上げました。1939年にトリノ工科大学を卒業し、その後3年間の従軍を経て1947年にミラノにスタジオを設立。建築とインテリアや家具のデザインプロジェクトを開始します。1958年にオリベッティのチーフ・デザインコンサルタントに就任し、電子機器やオフィス家具のデザインを開始すると、大型コンピューター「エレア9003」やタイプライターの名作「ヴァレンタイン」、オフィス家具「シナシス45」など多くのインダストリアルデザインを手がけ、それまで主流であった流線型を革新的なデザインへと変えていきました。

1980年代からはヨーロッパやアメリカ、そして日本各地で市街地の再開発や個人宅の設計を行ったほか、ブランド店舗の内装デザインや家電のデザイン、またトステムの窓枠などのデザインも行いました。1994年にパリのポンピドゥ・センターで大規模な展覧会が開かれると、20世紀後半を通して常にデザイン界をリードしてきたことが再確認されました。以降2007年に亡くなるまで、多くの作品を精力的に発表し続けました。

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