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ARTIST/ART

エドゥアール・マネ
Edouard Manet
1832年−1883年

エドゥアール・マネは1832年、パリのブルジョアジーの家庭に生まれた画家です。画業を始めたのは1850年。当時サロンの第一線で活躍していた画家トマ・クテュールの画塾に入り、アトリエで学ぶかたわらヨーロッパの美術館を巡って模写を重ね、修行時代を過ごします。独立後の1859年にサロンへの挑戦を始め、1960年に2作品が初入選します。その後も初期の代表作である「草上の昼食」や「オランピア」もサロンに出品しますが、これらはスキャンダラスな問題作として物議を醸します。しかしこれらの事件をきっかけに伝統破壊的な若手の画家たちの集団「バディニョール派」に、印象派の先駆者とみなされ慕われるようになります。

彼らがサロンに反発して開催した独自の展覧会への出品依頼があったものの、マネは「サロンこそ世間に問いかける場」と考え出品を拒み続け、サロンへの出品を果敢に挑みます。そうすることにより次世代の画家たちが自由に表現する土壌をつくったこと、またスペイン絵画のレアリスムや日本美術の平面性を新たに取り入れながら、伝統的な技法を下敷きに近代化する都市生活を描写した点は、自然に目を向けた印象派の画家たちとは一線を画すものの、一派の誕生に多大な影響を与えました。晩年の傑作「フォリー・ベルジェールのバー」は、不思議な構図でたくさんの謎が仕掛けられており、絵画とはただ見えたものを写実すれば良いのではなく、いかに絵の中に「現実」を作りあげるのかとういことを示しています。

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