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ARTIST/ART

エド・パシュケ
Ed Paschke
1939年―2004年

エド・パシュケはピンナップポスターや光り輝くテレビ、ギリシャの古典彫刻などをネオンカラーで表現することで知られるアメリカの画家です。アンディ・ウォーホルのポップアートに影響を受けたパシュケは、代表作「Pink Lady」(1970年)に見られるように メディア文化を模倣するのではなく、ダークに映し出す作品を制作しました。

「人生とは ルールを破ること、対決することに尽きる そうでなければ歴史は止まってしまう」

「誰かが登場してルールを破り、何かの理由をつけて違う方法で物事を進めようとしなければならない    たとえそれが単純な冒険心や探究心であっても」

パシュケは1939年イリノイ州シカゴに生まれました。シカゴ芸術大学で学び、その後フリーランスのイラストレーターとして『プレイボーイ』誌で活躍しました。陸軍に徴兵され、兵役中は新兵に配られるマニュアルのイラストを担当していました。シカゴに戻ったパシュケは、1960年代後半からハイドパーク・アート・センターで展覧会を開き、ジム・ナットやグラディス・ニルソン、フィリップ・ハンソンらと「シカゴ・イマジスト」と呼ばれるグループの一員となりました。1970年にシカゴ現代美術館で開催されたアンディ・ウォーホルの初の美術館での展覧会で感銘を受けたパシュケは、その後 具象的、表象的なイメージを用い、ポップカルチャーを題材にする傾向を強めてゆきました。彼のキャリアは徐々に勢いを増し、シカゴ現代美術館(1972年)やホイットニー・ビエンナーレ(1973年)、シカゴやニューヨークのコマーシャルギャラリーでの展示を行うようになりました。また、熱心な制作活動を続ける一方でパシュケは、シカゴ美術館附属美術大学、コロンビア、ノースウェスタンなど地元の大学で教えるようになりました。

2004年パシュケはイリノイ州シカゴで亡くなりました。2012年ニューヨークのガゴシアン・ギャラリーで、かつて彼のスタジオアシスタントの一人であったジェフ・クーンズがキュレーションした大規模な個展が開催されました。

彼の作品はシカゴ現代美術館、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター、ワシントンD.C.のハーシュホーン美術館・彫刻庭園、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ホイットニー美術館、パリのポンピドゥーセンターなどに所蔵されています。

▼公式サイトはこちらから
https://www.edpaschke.com/

エド・パシュケ・アートセンター公式サイトはこちらから
https://www.edpaschkeartcenter.org/

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