エリオット・アーウィット
Elliott Erwitt
1928年-
エリオット・アーウィットはアメリカ写真家です。率直でユーモラスでありながら、どこか哀愁の漂うモノクロ写真で知られています。彼はマリリン・モンローやチェ・ゲバラ、リチャード・ニクソンなどのポートレートを含む20世紀の最も象徴的な写真のいくつかを手掛けています。
「私が作品で大切にしていることは 実にシンプルです」
「私は観察し、楽しませようとします、しかし何より 感情のこもった絵が欲しいのです
写真において それ以外ほとんど興味がないのです」
アーウィットは1928年フランスのパリに生まれ、幼少期をイタリアのミラノで過ごし1939年に家族でアメリカに渡りました。ロサンゼルス・コミュニティ・カレッジで写真を、ニュー・スクール・フォー・ソーシャル・リサーチで映画製作を学び、その後フォトジャーナリストとして活躍しました。1950年代初めに兵役に就いた後、ロバート・キャパに誘われマグナム・フォトに入社しました。キャパはエドワード・スタイケンやロイ・ストライカーと共に、アーウィットの即興的な撮影スタイル高く評価していました。
1960年代後半には3年間マグナム社の社長を務め、その後は映画に関心を寄せ、1970年代からはドキュメンタリー映画やコメディ映画なども制作しました。2011年には国際写真センターから、生涯の功績を称えるインフィニティ賞を受賞しました。
アーウィットは現在ニューヨークを拠点に活動しています。
彼の作品はシカゴ美術館、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、クリーブランド美術館などに収蔵されています。
▼公式サイトはこちらから
https://ja.elliotterwitt.com/