エリザベス・ペイトン
Elizabeth Peyton
1965年-
エリザベス・ペイトンはアメリカ・コネチカット州ダンベリー生まれ、現在はニューヨークを拠点に活躍するアーティストです。
友人やボーイフレンド、ポップなセレブやミュージシャンから歴史上の人物など様々な人物を描いた親密で独特の雰囲気を持つ小規模な肖像画で知られています。
90年代半ば頃より彼女の作品はジョン・カリンやピーター・ドイグ、リュック・タイマンス、日本人では奈良美智や杉戸洋、O JUNなどらと共に 新風をもたらす「新しい具象(ニュー・フィギュラティブ・ペインティング)」と称されました。その絵を形づくる感情や筆づかいなどのすべてを含め 彼女にとって肖像画というものは、「誰か」を単に描写する、説明する以上のことだと彼女は語っています。
1993年歴史的なチェルシーホテルで個展を開催しアート界でのキャリアをスタートさせ 2008年にはホワイトチャペル・ギャラリーでの回顧展、2013年は俳優レオナルド・ディカプリオが環境保護を目的に呼び掛けたニューヨーク・クリスティーズでのオークションでディカプリオ氏を描いた肖像画が105万ドル(約1億700万円)で落札されました。日本では2017年東京、品川の原美術館にて『エリザベス ペイトン Still life 静/生』と題した展覧会が開催されました。