カサリナ・グロッセ
Katharina Grosse
1961年−
カサリナ・グロッセは1961年にドイツで生まれ、現在はベルリンとニュージーランドに拠点を置くアーティストです。作品はその華奢な体からは想像できないほどダイナミック。工業用のスプレーガンとアクリル絵具を使い、建築と彫刻と絵画を融合したような手法で屋内外に大きな作品を作り出します。二次元から三次元へと絵画の枠組みを拡張したインスタレーションとも表現できる作品は、ストリートグラフィティやフレスコ画、あるいは先史時代の洞窟壁画などを彷彿とさせます。キャンバスの枠を超えて壁、家具、建築物、さらには風景に至るまで色彩で空間を変容させてしまう圧倒的なスケール感が彼女の作品の魅力です。
展覧会への初出展は1998年のシドニービエンナーレで、また同年にはスイスで初の個展も開催し、2006年には森美術館で開催されたグループ展にも出展しています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.katharinagrosse.com/