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ARTIST/ART

カルメン・ヘレラ
Carmen Herrera
1915年-

カルメン・ヘレラはキューバ出身のアーティストです。1940年代から制作を続け、89歳で初めて作品を販売し、人生の晩年に成功を収めました。そして今日では幾何学的抽象表現とミニマリズムの主要な人物とみなされています。

「私は 最もシンプルな絵画的解決策を追い求めているのです」

彼女の作品は、ジョゼフ・アルバースやエルズワース・ケリーを彷彿とさせるような、極端に還元的なフォルムの使用が特徴です。彼女の最も象徴的なシリーズは「Blanco y Verde(白と緑)」(1959-1971)です。白と緑の印象的な構図は、絵画の物理的性質とその周囲との関係性の両方に直面しています。

ヘレラは1951年キューバのハバナで、七人兄弟の一人として生まれました。キューバでは建築を学びましたが、学位を取得する前にニューヨークに移り、アート・スチューデンツ・リーグで学びました。1950年代のアート界では幾何学的な抽象画は男性アーティストに求められており、女性アーティストにとっては閉鎖的で、彼女はある前衛芸術のギャラリーで女性であることを理由に展覧会を断られたのでした。また彼女がラテン系であるということもマイナスとなったようです。ヘレラ自身がギャラリーやコレクター、美術館等のシステムに関心を持たなかったことも成功の妨げとなり、彼女は生涯を通じて非常に多作であったにもかかわらず、2004年にニューヨーク近代美術館が彼女の作品を取得するまで、ほとんど知られていなかったのです。ヘレラは 国籍や性別などによるラベリングを拒否し、自分はただの芸術家であると考えています。

2015年には、映画『アイ・ウェイウェイは謝らない』などで知られる監督アリソン・クレイマンによる彼女のドキュメンタリー映画『The 100 Years Show(邦題:100歳の現役アーティスト)』が公開され、話題となりました。現在ではニューヨークのホイットニー美術館、イギリスのテート・ギャラリー、ドイツのカイザースラウテルン美術館、ワシントンD.C.のハーシュホーン美術館、スミソニアン・アメリカ美術館などを含む数多くの機関が、彼女の作品をパーマネントコレクションに加えています。

ヘレラは現在ニューヨークを拠点に活動しています。

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