キクオ・サイトウ
Kikuo Saito
1939年-2016年
キクオ・サイトウは、東京出身の日系アメリカ人抽象画家であり、舞台美術や演劇演出にも造詣を持つ芸術家です。1966年に渡米して以降、ニューヨークを拠点に活動しました。
ヘレン・フランケンセラーやラリー・プーンズら著名画家のアシスタントを務めながら自身の表現を磨き、やがて鮮やかな色彩と流れるような筆致を特徴とする独自の抽象絵画を確立しました。
絵画制作に加え、La MaMa Experimental Theatre Club で舞台美術や演出にも関わり、ロバート・ウィルソンらと共同制作を行うなど、多分野で才能を発揮しました。こうした舞台表現の経験は、彼の作品に見られるリズム感や空間性にも強く影響しています。
サイトウの作品は、カラーフィールドの系譜にありながら、身体の動きを感じさせるジェスチャルな線と詩的な色彩が特徴です。生涯で60以上の個展を開催し、MoMAをはじめとする主要美術館に作品が収蔵されています。
没後はその精神を受け継ぐ場として、ニューヨーク州ヴァープランクに非営利アートセンター「KinoSaito」が設立され、彼の芸術は現在も多くの人々に親しまれています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.kikuosaito.com/