キム・マコーネルは1970年代のパターン＆デコレーション運動に影響を与えたアーティストです。

カリフォルニア大学サンディエゴ校で学び 1969年にBFA（美術学士）、1972年にMFA（美術修士）を取得しました。マコーネルはデザインの要素を用いて、無駄や軽薄さ、平凡さ というようなものを芸術として表現しました。パブロ・ピカソやアンリ・マティスなどプリミティズムに触発された芸術家たちに倣い、プリミティブなものを、文化間の様々な対話に当てはめています。マコーネルの絵はキュビズムの影響を受けているようにも見えますが、彼が用いる素材や異文化間の交流を通して彼が作り出す出会いの場には、表面下に深い意味が込められています。彼は色と構図を使って、独自の言語を生みだしました。

マコーネルの作品はホイットニー・ビエンナーレ（1975年、1977年、1979年、1980年、1985年）、ベルギーのゲント美術館、ニューヨークのPS 1、ヒューストン現代美術館、ニューヨーク近代美術館など世界中の美術館やギャラリーで展示されています。彼は過去30年間サンディエゴで活動し、近年カリフォルニア大学サンディエゴ校の美術教授を退任しました。

現在は妻であり画家のジーン・ロウと共にカリフォルニア州エンシニータスを拠点に活動しています。彼の作品は ニューヨークのオルブライト＝ノックス美術館、ホイットニー美術館、ブルックリン美術館、カーネギー美術館、ワイズマン美術館、UCLAファウラー美術館、シカゴ現代美術館、サンディエゴ現代美術館、ワシントンDCナショナル・ギャラリー、ドイツのルートヴィヒ・フォーラムなど数多くのパブリックコレクションに収蔵されています。