キム・ヨンフン
Kim Young-Hun
1964年−
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1964年に韓国・ソウルで生まれたキム・ヨンフンは、ソウルとロンドンの大学で美術を学び、現在はニューヨークとソウルを拠点に活動する現代美術家です。抽象的で鮮やかな色彩のキャンバスで知られるキムの絵画は、アナログとデジタルの関係をテーマに描かれています。制作のプロセスではニューメディア作品から距離を置きつつ、その観察眼は未来的なノスタルジーを解釈し、”アナログな感情を持つデジタル絵画」を表現しています。
代表作ともいえる『Electronic Nostalgia』シリーズでは、韓国の伝統的な技法であるヒョクピルからヒントを得て、長年研究を重ねた自らの技法をもとに色、線、断片的なフォルムで逆説的なスクリーンのような絵画を描き出し、鑑賞者に歪みのグルーヴの中に浮遊させるような感覚を与えます。キムはこれまでに世界各国で個展を10回以上、そして60回以上におよぶグループ展を開催し、国際的にも活躍しています。またその作品はバンク・オブ・アメリカやロンドンの The Arts Clubなど有名なパブリック・コレクションや企業のコレクション、そして多くの美術館に収蔵されています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.facebook.com/younghun.kim.9231