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ARTIST/ART

ギュスターヴ・ロワゾー
Gustave Loiseau
1865年−1935年

ギュスターヴ・ロワゾーは1865年、パリに生まれた、後期印象派を代表する画家のひとりです。ポン=タヴェンやパリのほか、ポントワーズなどの田舎の風景を主な画題とし、クロード・モネやカミーユ・ピサロの影響を強く受けた作風で、気候や季節の変化に焦点を当て、柔和で輝きを帯びた陽光や湿度を感じさせる独特の大気感、流水などを点描や短いタッチの重ね塗りで描いています。

パリの国立高等装飾美術学校で学んだ後、モンマルトルに住む画家フェルナン・キィニョンから絵を学んだロワゾーですが、彼の作品に魅力を感じてはいたものの、戸外で写生せずスタジオでスケッチをもとにキャンバスに描くという方法に失望します。スタジオを飛び出し、画家仲間の誘いもありボン=タヴェンへ移住します。そこでポール・ゴーギャンやエミール・ベルナールらと知り合い大きな影響を受けると、ロワゾーは驚異的な感度で自然を見つめ、短いタッチで構造と形を定義し、ポスト印象派の流れの中にしっかりと自らの居場所を見出したのです。その後パリを拠点に季節ごとに地方に旅をしながら描き続け、19世紀の終わり頃国際的に大きな成功を収めます。

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