クレア・ロハス
Clare Rojas
1976年−
クレア・ロハスは1976年、アメリカ・オハイオ州出身のアーティストです。現在はサンフランシスコに拠点をおき、アート・ムーブメント ”ミッション・スクール” の一員として活動しています。10代の頃から絵を描いていたというロハスは、シカゴ美術大学卒業後ロードアイランドデザイン大学で版画を学び、そこでの学びが作品への色の使い方、レイヤリング、サイジングに影響を与えているといいます。また、毒性のない絵具を探しているうちにガッシュの存在を知り、それを使って版画家のように絵を描くようにもなりました。
ロハスの近年の作品は、具象絵画から幾何学的抽象画へと移行しています。ネイティブ・アメリカンの織物やビザンチンのモザイク画、クエーカー・アートなど、キルトや建築に見られる抽象的な幾何学模様をテキスタイルに取り入れることで、複数の芸術的影響をまとめあげています。また、女性のセクシュアリティの要素を作品に取り入れることでも知られており、これには女性を称賛し、女性が本来持っている力を認めてもらうという意味が込められています。
絵画、インスタレーション、ストリートアート、児童書など様々なメディアで作品を発表し、「ペギー・ハニウェル」の名で歌手としても活動するロハスは、夫であるバリー・マッギーとの共作も多く、2017年には東京のワタリウム美術館で二人展も開催しています。
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https://www.instagram.com/clarerojasart/?hl=en