クロード・ヴィアラ
Claude Viallat
1936年−
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クロード・ヴィアラは1936年、フランス・ニームに生まれ、1960年代末のフランスで当時の美術界に新風を吹き込んだ「シュポール/シュルファス(支持体/表面)」の創始者のひとりとして知られる画家です。モダニズムの擁護者として、ヴィアラは「反復されたパターンは主語の概念を拒否するものである」という考えにこだわり続け、その後はキャンバスや木枠、絵具など絵画を構成する要素や成立過程、絵画を取り巻く制度的な側面などの概念を問い直す活動を繰り広げてきました。その試みを経て、切りっぱなしのカーテンやテント、パラソルなどの布地をそのまま用いたり、切り抜いてつなぎ合わせたものに鮮やかに描かれた空豆のような特徴的なパターンを繰り返し描くスタイルが、ヴィアラのトレードマークとなりました。
「色彩豊かで幾何学的で雄弁な抽象画」という非常に個性的で独自なスタイルを生み出し、ヴェネツィア・ビエンナーレにも出品したヴィアラは、制作活動のかたわらで教育活動にも力を注ぎ、2021年現在は創作からは引退したものの芸術研究を続けています。その作品はパリ国立近代美術館、カルティエ・パリ財団、ボルドーCAPC、ニューヨーク近代美術館、バーゼル美術館、モントリオール美術館など、多くの美術館に所蔵されています。