ケンツは、1995年タイ生まれのアーティスト。13歳の頃にオーストラリアに移住し、バンコクとメルボルンを拠点に活躍しています。

メルボルンはストリートアートで有名な街。ケンツはその活気に満ちたアートシーンに恋をしたといいます。

ケンツの親しみやすい人柄や好奇心が受け入れられ、地元のアーティストは、そのネットワークの中に迎えサポート。ケンツ自身がもつ視点を視覚化するための機会を作りました。

そうした中で生まれたケンツのスタイルは、意識的または無意識的な心の状態で見る「夢」に触発されています。それを丸みを帯びた線、柔らかい色調の色の組み合わせを使い、大胆な構図で表現するのがケンツらしさ。ドラえもん、マリオ、ペコちゃんといったアニメキャラクターを題材にした作品も目を惹きます。

子どもの時に大好きだったというキャラクター達とのこと。かわいさはそのままに、独特の色使いによる、ストリートアートのかっこよさもプラスされています。

ミューラルアートに始まり、キャンバス、立体、リトグラフと作品の幅も広げ、期待されるアーティストの一人です。