ゲルト&ウーヴァ・トビアス
Gert & Uwe Tobias
1973年-
ゲルト&ウーヴァ・トビアスはルーマニア出身の双子のアーティストデュオです。木版画やレリーフ彫刻、タイプライター、セラミック、水彩など様々なメディアを組み合わせた作品を制作します。彼らはしばしば 母国ルーマニアの伝統や文化、ドラキュラの物語など古くから伝わる伝説や神話からのモチーフと 古典的な美術史という一見異なる伝統を結び付け、独特でユーモラスな世界をグラフィカルに描きだします。
『私たちは二人とも 陶芸からドローイングまで 様々な手段を用います』
『私たちが生み出すすべての作品は、どちらか一人だけで作られていますが、
最後には二人のサインを入れるのです』
1973年ルーマニアのブラショヴに生まれたゲルトとウーヴァは美術を学ぶため二人でドイツのブラウンシュヴァイクへ移りました。2007年にロンドンのホワイトチャペル・ギャラリーで個展を開催し、国際的に注目を集めました。同年の後半にはニューヨーク近代美術館で、2008年にはドイツのボン美術館などでも個展を開催、日本の小山登美夫ギャラリーでも個展が開催され好評を博しました。彼らは現在ドイツのケルンを拠点に精力的に作品を発表し続けています。