ゲルハルトリヒターは、ドイツ・ドレスデン生まれの画家で、世界で最も注目を集めるアーティストのひとり。新聞や雑誌の写真を描き写し、画面全体をぼかしていく手法「フォト・ペインティング」で描かれた作品で有名です。その他にも、何層にも色を重ねた抽象画や、モザイクのように多色を並べた「カラー・チャート」、灰色の絵具で塗りこめる「グレイ・ペインティング」など見るものを圧倒し異彩を放つ作品が数多く生み出されました。

1990年代に大規模な個展がドイツ美術センター、パリ市立近代美術館などで開催され、その後もニューヨーク近代美術館での回顧展など、毎年世界の有名美術館で個展が開かれています。ゲルハルトリヒターはドイツ最高峰のアーティストとして若者にも人気があり、戦後のペインティングの可能性を広げたアーティストとして今なお高い評価を得ています。

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https://www.gerhard-richter.com/