シャルル・ソルリエ
Charles Sorlier
1921年−1990年
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1921年、フランスに生まれた版画家シャルル・ソルリエは、アンリ・マティス、フェルナン・レジェ、パブロ・ピカソ ら多くの著名な芸術家を支えたことで知られています。中でもマルク・シャガールとは仕事仲間である以上に親友であるという特別な存在で、オリジナルの版画制作はもとよりシャガールの油彩・水彩などから本人の許可を受けて複製版画(ソルリエ版およびアフター・マルクシャガール)を多く手掛けました。
シャガールの絵画的なスタイルと天才版画職人と言われるソルリエの巧みな技術との組み合わせで、二人はゴールデンカップルと呼ばれています。ソルリエと芸術家の集いの場所であり、次々と作品を生み出す場となったムルロ工房は、20世紀のパリで活動した芸術家たちの間で、伝説的な存在として語られてきました。