シャルル=フランソワ・ドービニー
Charles-François Daubigny
1817年-1878年
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シャルル=フランソワ・ドービニーは、ジャン=バティスト・カミーユ・コローやテオドール・ルソー、ジャン=フランソワ・ミレーらと共にバルビゾン派の一人として知られるフランスの画家です。
ドービニーは 1817年フランスのパリで生まれ、父親で新古典主義の風景画家エドメ=フランソワ・ドービニーから、絵を描くことを学びました。ドービニーは主に、フランスのフォンテーヌブローの森やその周辺の自然の中に身を置き 戸外制作に取り組みました。また彼はバトー・アトリエ(Bateau-Atelier)、つまり船の上のアトリエを作り、ボタン号(Botin)と名付けたその船で、水上を移動しながら水辺の風景を数多く描きました。このバトー・アトリエというアイディアは、のちに印象派の巨匠とも呼ばれるようになったクロード・モネにも受け継がれたといいます。
花咲く果樹園、森の空き地、夕暮れの川岸。生き生きとした筆遣いで、自然の光に焦点を当てたドービニーの作品は広く称賛され、アルフレッド・シスレーやモネなどを含む フランス印象派の若い画家たちに多大な影響を与えました。
現在彼の作品は シカゴ美術館、サンクトペテルブルグのエルミタージュ美術館、パリのルーヴル美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ロンドンのナショナル・ギャラリー、ミュンヘンのノイエ・ピナコテーク、ピッツバーグのカーネギー美術館、パリのオルセー美術館、アムステルダム国立美術館などにコレクション収蔵されています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.charles-francois-daubigny.org/