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ARTIST/ART

徐冰(シュー・ビン)
Xu Bing
1955年-

シュー・ビンは 実際には存在しない独創的な4000余りもの「偽漢字」を作成し、それらを木版で印刷し、まるで本物のような巻物や本を使用したインスタレーション作品で知られる中国のアーティストです。近年ではアルファベットを漢字風の文字に変換する「新英文書法」シリーズを展開し大きな反響を呼びました。

シュー・ビンは中国、重慶市に生まれ 図書館勤めをしていた母の影響で、まだ字も読めない幼いうちから沢山の文字を見て育ちました。北京の中央美術学院で版画を学び学位を取得、1987年には美術学修士を取得しました。1989年の天安門事件を境に旧漢字から新漢字に変わったことや1990年にアメリカに渡り英語を学ぶ過程で 彼は言葉やコミュニケーションに強い関心を抱くようになりました。

『作品はすべて 私が心の「認識構造」と呼んでいる 人々の習慣的な考え方に何らかの障害を築く 共通の糸で結びついています』

1999年 彼は「版画や書において社会に重要な貢献をする能力」を評価されマッカーサー賞を受賞しました。2000年にはワシントンのスミソニアン博物館で個展を開催、2003年には第14回福岡アジア文化賞芸術・文化賞を受賞。2004年にはアルテス・ムンディ賞を受賞しました。第45回、第51回、第56回ベネチア・ビエンナーレ、シドニー・ビエンナーレやヨハネスブルグ・ビエンナーレなどの国際展示にも出展しています。
2007年に中国に戻り、2008年から2014年まで北京中央芸術学院の副院長を務め、現在は教授および学術委員会の責任者を務めています。彼は現在、北京とニューヨークを拠点に活躍しています。

彼の作品は ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ソロモン・R・グッゲンハイム美術館、アーサー・M・サックラー・ギャラリー、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館、スペインのソフィア王妃芸術センター、カナダ国立美術館、チェコのプラハ国立美術館(ナショナルギャラリー)、ドイツ・ケルンのルートヴィヒ美術館 などで展示されています。

▼公式サイトはこちらから
http://www.xubing.com/

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