ジェイソン・ミドルブルック
Jason Middlebrook
1966年−
ジェイソン・ミドルブルックは1966年、アメリカ・ミシガン州に生まれたアーティストです。カリフォルニア大学で美術学士号を、サンフランシスコ・アートインスティテュートで美術修士号を取得した他、2009年まで各所で学びを続けた努力家です。
自然とテクノロジーの双方からインスピレーションを受け、その複雑な関係を彫刻、インスタレーション、ペーパーワークやサイトスペシフィック・アートに反映することを得意とするミドルブルックの作品は、自然界を利用して自然と人間が交わる瞬間を表現することで知られています。長きに渡り樹幹や荒削りの木板、丸太に加え『ライブ・エッジ』と呼ばれる厚板を用いて制作しており、この荒々しい樹皮のついた厚板を使うことで、かつて人類は自然の中に生きていたのだということを強調するようなイメージを作り出しています。
丸太の輪切りをキャンバスとし、幾何学的なパターンを施してボリュームと奥行きを表現した作品は、エルズワース・ケリーやフランク・ステラら20世紀を代表する抽象画家たちの作品からヒントを得たものです。またペーパーワークでは、スタジオ周辺で見かける植物をモチーフとしたリトグラフやシルクスクリーンのシリーズ『Inspired By the Notion That Location Is Everything #1-13』も完成させています。
ミドルブルックの作品はホイットニー美術館やニューヨークのニューミュージアムなど、アメリカ国内の多くの美術館に所蔵されています。
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https://jasonmiddlebrook.com/