ジェラティン
Gelitin
1993年―
ジェラティンは トビアス・ウルバン、ウォルフガング・ガントナー、フロリアン・ライター、アリ・ヤンカの4人から成るオーストリアのアーティスト集団です。しばしば公共の場で行われる、既存の概念や美学では捉えきれないようなセンセーショナルなパフォーマンスやインスタレーションで知られています。ジェラティンは 現代生活をあざ笑い、芸術界を構成する傾向にあるヒエラルキーや資本主義的なモデルをユーモアを交えてパロディ化し、積極的で猥雑な理想主義を主張しています。
1978年のサマーキャンプで出会った彼らは「共に遊び、共に仕事をする」をモットーに、1990年代初頭から作品を発表するようになりました。1993年以降、ベルリンのシンケル・パヴィリオンやウィーン現代美術館やパリ市立近代美術館、インスブルックのクンストラム、クンストハウス、ニューヨークのMoMA PS1、ブルガリアのソフィア現代美術館など 国際的に展示を開始しています。日本では2010年の愛知トリエンナーレに参加し、金属の箔片が無数に舞うという新作を発表しました。2017年から2018年にかけてはミラノのプラダ財団内にある「Cisterna」で開催された『Slight Agitation 3/4:Gelitin』でインスタレーションを行い、話題となりました。
現在ジェラティンはウィーンを拠点とし活動しています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.gelitin.net/projects